人生はいくつになっても逆転できる

大畑敏久大畑敏久
外為どっとコム代表取締役社長
日本智能気功学院指導員

腰痛も視力も高血圧も回復し、気力が充実した。気功に出会わなければ、私の成功は絶対になかった。

「致知」雑誌(2009年8月号)のインタビュー(一部)
長年勤めた銀行から出向を命じられたのは、激務がたたり体調を大きく崩している時だった。出向先は倒産寸前。どん底で出合った気功を通じ六十代で大輪の花を咲かせた大畑氏に、人生を転換させ、真の生きがいを掴む秘訣を伺った。

――大畑社長は、七年前に設立された御社を、後発にもかかわらず数年で業界トップにされたそうですね。
大畑 当社はFX(外国為替保証金取引)という外国通貨の売買を事業の柱にしております。大変変化の激しい世界で事業展開をしていますが、お客様第一という姿勢を貫いてきたことが大きかったと思います。

――御社を設立されたのが六十二歳。来年は七十歳とのことですが、いまも第一線で精力的にご活躍を続けられる秘訣は何ですか。

大畑 十年以上実践している気功です。気功に出合ったおかげで、私は人生のどん底から立ち直り、六十歳を過ぎて大きな花を咲かせることができたのです。

――気功で人生が花ひらいた。
大畑 気功に出会う前の私は、仕事も健康状態も最悪でした。五十四歳の時に長年勤めた銀行ブローカーに出向を命じられたのですが、それまでの激務がたたったのでしょう、当時はひどい腰痛に悩まされていましてね。いつも足を引きずるようにして歩いていました。痛くて十五分と椅子に座っていられないので、会議の時など腰の負担を軽くするため、床に重ねた電話帳の上に足を置いて、やっとの思いで坐っていました。自宅で食事をする時など、途中で何度も床に横になっては食卓に戻るという有り様でした。

とにかく生きていること自体が辛いのです。おそらく、気功に出会わなければあのまま朽ち果ていたでしょうね。とてもこの年まで生きていられなかったと思います。

――いまの元気なお姿からは想像もつきません。

大畑 おかげさまで、気功を始めてからは健康レベルがぐんと上がりました。腰痛が治っただけでなく、風邪はひかないし、虫歯にはならないし、視力も回復してメガネも不要になりました。

それに伴って精神面も研ぎ澄まされましてね。街を歩いていても、それまであまり感じたこともない風の匂いに心癒されたり、道端に咲いている小さいな花に目が留まって「きれいだな」と感激したり、若い頃の感性が甦ってきたんです。

(役職名はインタビュー当時のものです。)