気功に出逢って 柳瀬川教室 矢代弘子

石川指導員と八ヶ岳の山荘でお会いしたのが気功を始めるきっかけでした。先生は世間話をしながら気を入れてくださいましたが、その時背中に温風を吹きかけられているような温かさを感じました。「あれっ、これ何かある」そう思いました。

その夜、肩こりや頭痛で苦しんでいる友人を先生のお部屋に連れていくと、先生は友人が目を酷使する仕事をしていることを言い当てられ、そんな様子を私は不思議な気持ちで見ていました。そして教室の一日体験をし、何も分からないけれども「何かあるな」と直感し、毎週木曜日に教室に通い始めました。

気功に対して半信半疑で参加していましたが、1年ほどたったある日、整体をしてくださっていた先生が、背中の上部にこぶのようなものを見つけてくださいました。昔からちょっと疲れると背中全体が鉄板をのせたように痛くなっていたことを思い出しました。

私は、内臓が悪いことと背中が痛くなることに関係があると思っていたので、もしかするとこれは好転反応で、悪いところが内側から出てきたのかなあと思いました。

そして、骨と同じくらい硬いこのこぶも、「絶対消える」と信じて練功に励もうと思いました。こぶを見つけてから九ヶ月経ちますが、こぶはずいぶん小さくなり、以前のように背中が痛くなることもなくなりました。

最近、ようやく外気発射をして、相手が「あったかくなったよ、痛みが取れたよ」と言ってくれるようになりました。「ああ、私にもできるんだ」ようやく少し自信がついてきた私ですが、いつまでも元気でいられるように、これからも気功を続けていきたいと思います。