日本智能気功学院の無料公開講座一日目の映像です。
1.日本智能気功学院長顧方進先生の講義「智能気功とは何か?智能気功の特徴(1)」
2.のほほん気功法の教学





日本智能気功学院の無料公開講座2日目の映像です。
1.日本智能気功学院長顧方進先生の講義「智能気功とは何か?智能気功の特徴(2)」
2.のほほん気功法の教学(2)



健康は気から!

一、気とは何か?

「病は気から」とよく言ますが、なぜ病は気からくるのか?ここでいう気とはどういう意味か?現代の人々は、「気は精神である」と解釈しているようです。精神的ストレスなどが病気を引き起こすと考えられています。
しかし、気功の立場からいうと、気は、精神にもつながるが、一種の特別な物質であり、エネルギーであるといえます。気功をすれば、気を感じることができ、気を取り込むことで元気になります。また逆に気を消耗すると元気がなくなります。
日本語の中には「気の付く言葉」はたくさんがあります。「元気」は気がいっぱい体にある状態で、「病気」は気が病んでいる状態。「気になる」は精神の要素が強いが、「気配り」や「気を遣う」は本当に自分の気を配ったり、使ったりするものですね。よく気を遣う人は疲れやすいでしょう。体の中の元気を消耗してしまうからです。
大昔の人たちは自然の中で原始的な生活を営んでいたので彼らの精神状態は今の人よりずっと単純でした。だから体の中の気や大自然の気を比較的に容易に体得できました。しかし、時代を重ねるにつれ、人々は、だんだん気を体得できなくなり、今では、気を精神のことだと思っています。しかし、気功を練習すると、気を体験できるようになります。
さて、気と病気はどういう関係にあるのか?そもそも病気とは何か?今の医学はウイルスやばい菌の有無を検査して、病気を見つけます。ばい菌やウイルスによって病気になったとよく言いますが、同じ環境の中にいて風邪を引く人と引かない人がいます。同じウイルスにかかっても発病する人としない人がいるのはなぜか?体質が違うから。気功の言葉でいうと、病気になるか否かは体内の気が充実しているかどうかです。
中国医学と気功には次のような言葉があります。「気が体内に充実していれば、邪気は侵入できない。」病気というのは、人体の気が少なかったり、気の流れが滞ったりしていると、ウイルスやばい菌が繁殖しやすくなり、そうなると気の流れはさらに邪魔されて、ついには病気になるのです。これは針治療でいう「通じなければ痛い、通じれば痛くない」という状態です。これは現代医学と中国伝統医学との違いです。現代医学は、病気を引き起こすばい菌やウイルスなどを見つけ出して対処するが、中国伝統医学(気功と針灸を含む)では、人の体質から、すなわち体内の気は充実しているか、気はなめらかに巡っているかで診断し対処します。(気は体表だけでなく、体内の臓腑にまで深くくまなく分布し、全身に巡っているからこそ、人体は一つの全体を形成しているといえる。)ゆえに中医学は全体の学説(ホリスティクである)といわれます。
それでは、この気と肉体はどういう関係にあるのか?
気功では、肉体は気の集まりだといいます。智能気功に継承された伝統気功には一つの秘密の言葉があります。「集まれば形になる、散れば気になる。」これは気が集まれば実体物になり、逆に実体物もその気を散らせば、形がなくなり、元の気になるということです。
これは宇宙のすべてのものは気からできているという中国古来の老子、荘子の思想でもあります。この思想は実践において中医学と気功を生んだ。
気功には「精気神」に関する理論があります。「精」は肉体のことで、「気」は体内に巡っている気のことで、「神」は意識のことです。「精気神」は人体の三要素です。現代医学は肉体と意識だけを対象にしているが、実は「気」は大事な役割を担っています。気は肉体を補うことができるし、精神を養うことも可能です。肉体の変化はまず気の変化から起こります。
例えば、体の調子が悪いのに、病院で検査しても悪いところが見つからない。こういう場合は体の気の流れが悪く、しかも気が不足しているのです。この状態が長く続くと、肉体に変化が現れる可能性が高い。外傷を除いて、病院の検査で見つかったほとんどの病気は、2日や3日いきなり生じたとは考えにくいでしょう。体が病気になる前にもうすでに長い間体の気の状態が悪かった、いわゆる未病の状態で、その状態が限界を超えると現代医学でいう病気になってあらわれるのです。これが「病は気から」という言葉の本来の意味です。
健康でいるためには、未病の段階で体の気の状態を改善する必要があるのです。予防が大事です。病気になってしまったらその患部を治すだけでは不充分です。病気の原因となった気の状態を治さなければならないのです。真の健康を求めるなら、まず気を健康にすることから始めなければならないのです。健康は気からです!
体の気の状態を調整する方法として気功は最も優れています。気功は気血を充実させる一方、気血の流れも促進させます。且つ、精神状態に対する調整することもできます。


二、気功のメリット

(1)体質を強くする

気功は、人体の陰陽のバランスを調節し、気血をなめらかにし、病気を治し、痛みを緩和し、人体の機能を高めることができます。これは現代医学の実験でも証明されています。

1.神経に対する作用

気功を練習することで、神経系の機能にたいする改善と、調整ができます。前述のように練功によって、α波が脳全体に広がり、脳の機能の秩序性が高められます。同時に脳幹も調整されます。これによって感覚能力、運動能力、思考能力が強化されます。現代成人病の原因であるストレスの解消、疲労回復にも効果があります。

2.循環器系に対する作用
気功練習は、心臓の機能を高め、血液の循環系と微循環系を改善することができます。

3.吸器系に対する作用
気功練習をする時に、酸素の消耗量が減少し、二酸化炭素の排出も低下し、呼吸回数が減ります、これらによって肺の機能を強くします。

4.消化器系に対する作用

気功練習は、唾液の分泌を増加させ、胃腸の消化液の量を増し、腸の蠕動運動を活発にします。そのために、消化機能が強化されます。

5.分泌系に対する作用

気功練習は、脳下垂体と全身の内分泌系の調整に有効です。気功で糖尿病、甲状腺疾患などが治癒した例があります。
以上の実験は、気功が人体の多方面にわたって、良い作用があることを証明したものです。事実、智能気功を例にとれば、練功する人のほとんどは、病気を癒し、健康も増進する効果を得ることができました。また体形を美しくすることも可能です。肥満の解消については、通常通りで食事制限を設けない前提で実験したところ、ある人は3ヵ月練功し続けることによって、体重を22,5kg減少することができました。またある人は、一日で3kgも体重が軽減しました。身長を伸ばすことも可能です。ある人は34才から37才までの間に身長が4cmも伸びました。それだけではありません。美容効果も期待でき、たとえばシミ・皺が消えたとか、脱毛した頭部に新たに毛髪が再生してきた例もあります。
(2)健康かつ長寿を可能にする

気功によって、健康体で長生きをすることは、練功を実践するたくさんの人々によって、証明されています。本場である中国でも、日本でも、60才、70才の指導員がたくさんいます。練功を知る前には、元気がなく、病気と闘っていた人も多くいます。しかし練功を知って実践したあとは、生命力が甦り、教室で練功指導をしたり、具合の悪い人に気を入れたりしながら、忙しくも楽しい日々を過ごしています。科学実験でも、気功が体内ホルモンの分泌を調節できる、あるいは老化のスピードを遅らせることができると証明されています。

(3)病気治療と予防

これは現在、気功が最も効力を発揮している点です。一般の病気だけではなく、難病や重病、そして危篤状態ですら、練功によって回復した人は、たくさんいます。中国智能気功本部が設置されている秦皇島センターでは、10年間の30数万人の生徒数のうち、七割以上が病気を持っていました。その種類も200以上。その中には各種の癌、肝腹水、半身不随、聾唖(先天性と薬物中毒による)、糖尿病、心臓病、高血圧、骨折、喘息、白内障、耳鳴り等の難病患者がいました。一般の病人はいうまでもなく、このような困難な病気を持つ病人のほとんどは、練功によって一定の効果を収めました。

(4)知恵、潜在能力を開発する

気功は、人の体質を良くするだけでなく、人の潜在的な能力や知恵を引き出すこともできます。気功を練習する前に“入静(静かな状態に入る)”の要求があります。“入静”の状態は、一般の睡眠の状態や目覚めた状態とは異なります。第三の状態です。それは非常にリラックスした状態で、脳の疲労を解消するだけでなく、脳の活動の秩序性を高めることもできます。医学者の研究によれば、人の脳には約140億の脳細胞があります。しかしながら、一般の人はその数パーセントしか活用していません。大量の脳細胞は、互いに回路が通じていないために、有効に活動していません。しかし、脳の秩序性を高めることによって、もともと通じていない部分が通じるようになれば、脳の潜在能力は開発されます。実際に中国のある小学生と高校生に気功を行わせたところ、成績上で明確な変化が現れました。中国の無錫市の高校生のクラスで気功の効果を実験したことがあります。このクラスは、受験勉強の最中にあり、眼精疲労で近視になりかけている生徒が多くいました。クラスの成績の平均は学年最低でした。改善を依頼されたのは、主に眼精疲労の解消で、可能ならば集中力の増加と、成績向上もということでした。そこで1回20分の外気調整を一週間行った結果、眼精疲労の回復はもとより、受験におけるテストの平均点は、学年1位でした。
人は誰でも脳の中に、通常の知恵や能力が備わっているだけでなく、それ以外の能力も潜んでいます。いわゆる超能力です。気功の練習により、このような能力を引き出せることも可能です。

三、智能気功の特徴

1、智能気功は短期間で効果を実感できます

智能気功は気を得るのが早く、気感も強く、健康回復だけでなく、外気調整(人に気を入れて症状を軽くする能力)、潜在能力開発の効果が短期間で実現できると言われています。その理由は、

1.智能気功は伝統気功の練功のシステムを変えたからです。

典型的な伝統気功は先に内気を鍛え、体の内気を一つにしてから、最後に体外の虚空に通じて、外気と内気を統一にします。主に自分自身の気を鍛える伝統気功に対して、智能気功は自分の気を鍛えると同時に、大自然の気(智能気功では混元気と呼ぶ)をも体内に取り入れ、外と内の気を統一して体内の気を充実させます。

2.気場を作って効果を倍増させます。
智能気功は練功の場に気場を作って気功を練習します。
気場とは気の満ちている場です。気場を作ることとは、師が特定の範囲に気を集めて、その場を一つに同化し、練功や治療に役立てることです。これは、師を磁石にたとえ、生徒を磁気の帯びない鉄にたとえた場合、師が気場を作るのは磁石と鉄を一つに結合させて、鉄に磁石を帯びさせることに相当します。
ゆえに気場を作ることは、師が弟子の上達を助ける一つの方法です。これによって、弟子のレベルが早く上達できます。多くの生徒たちが練功してまもなく外気発射ができ、他人の病を癒せるのはそのためです。
2、周りの人のための外気調整

自分自身や周りの人のために、外気を使用できるようになれます。
外気とは、大自然の混元気のことです。人に気を入れることを外気調整といいます。外気を意のままに利用することは、昔から難しいと言われています。相当の練功歴がないとできないといわれています。伝統気功の外気調整は、自分の丹田の気を外に出すこと(内気を外に放つという)になるので、多くの方を調整できません。気を出しすぎると、自身に害をもたらすことさえあるので、伝統気功は、外気調整を頻繁(ひんぱん)にすることを禁じています。
智能気功の場合は、大自然の気(混元気)を相手に入れるので、自分の気を消耗することがありません。逆に調整すればするほど、自分も元気になり、レベルアップしていくので一石二鳥の効果があります。
智能気功は人のためにやることが、自分のためになる理想的な気功といえます。

3、潜在能力の開発

智能気功は名前の通り、知恵と能力を開発する気功です。知恵と能力は、一般的にいう仕事をするための知恵と能力を指す一方、超能力のことをいいます。
一般的にいう知恵と能力とは、例えば、ひらめき、直観力、記憶力、スポーツマンの身体能力などです。現代社会において、情報が大量に溢れていて、まさに氾濫状態にあるといえます。
たくさんある情報の中で、いろいろな情報に流されずに、いかに必要な情報を引き出すか、整理ができるか、そして冷静に判断できるかがポイントです。そこでひらめきと直観力、判断力が必要になります。一般には、ストレスなどで脳のエネルギーが充分ではないために、欲や、執着、先入観に意識が邪魔されて、間違った判断をしてしまうことが多い。気功を練習することは、体の気を活発にして、脳の活性化にもつながります。特に智能気功は、脳の活性化に優れています。智能気功の初級第一歩功、捧気貫頂法は、大自然の気を捧げ持って頂を貫通して(天門を開く)、脳に気を注ぎ込む功法です。故に、智能気功は練功の初めから、真っ先に脳に十分の気を補充し、大脳の潜在能力を開発するのです。これも智能気功という名前をつけた由来です。
また一方の知恵と能力は、潜在能力のことを指します。例えば、人体にある自然治癒力、超能力が開発されます。
自然治癒力とは、外的の力を借りずに、人体が自然に有する病気を防いだり、病気を治したり、健康を回復する力のこと、免疫力のことです。気功は薬に頼らず、手術もしないで、ただある動作と集中力を練習し、瞑想を行うことにより、病気を予防し、健康を回復することができる理由は、その自然治癒力、免疫力を最大限に開発するからです。
また、外気を出す能力、人の体の悪いところを見つけたり、人体透視などの超能力などを開発されることが可能です。智能気功では、功法の特徴により、練習する人のほとんど全員が、外気を発射する能力を身につけることが短期間のうちに可能です。日本の指導員たちの中にも、外気を発射して病気を調整したり、ポリープ等を消滅させた経験を持つ人が何人かいます。また、生徒の半数以上が気を見ることができます。人の病気を察知できる指導員も、数多くいます。

4、安全第一の養生気功

気功は効果が高い反面、間違った方法で行うと実は偏差を起こすことがあります。体調が悪くなったり、心身に苦痛をもたらしことさえありえます。正しいやり方を学ばないで、我流で無理な腹式呼吸をしたり、気を無理に体に巡らせたりした時や、いろんな功法を勝手に混ぜてすると、偏差を起こしやすいといわれています。
しかし、智能気功は自然呼吸で、体内の気の流れを意識せずに練功の動作に集中して、自然に体の気と大自然の気を交流させるので無理がありません、たとえ動作が不完全でも、また一人でやっても偏差を起こす可能性がありません。今までに、偏差を起こした人もいません。智能気功は人々を健康にするために作られた安全な養生気功です。