三月の初級講習会参加に至るまで   大塚教室 原 流美子

2017年の4月の同窓会で私が大動脈弁狭窄症とお話したら、鈴木指導員から勧められて、5月より中村節子指導員の整体を6回受け、7月から捧気貫頂法初級を受け始め、10月には捧気貫頂法中級に進みました。今回も鈴木指導員のお勧めで初級講習会に参加しました。
6月末の小学校のクラス会の近況には「目下、気功整体に救いを求めて手術を避けたいと願っています」と書いていました。
・2014年
 1月に心臓弁膜症大動脈弁狭窄症の診断を受けました。4月には東大病院で弁置換の即手術と言われましたが、家族は私が見た目は元気なので、手術には反対でした。
 心臓から血液を体全体に送り出す大動脈弁が石灰化して普通の人の3分の1くらいしか開いていないので、バス停まで走って死にそうになり、これはおかしいと思うようになりました。原因はもちろん加齢によるものですが、加えて私の場合は先天的に、本来弁は三尖のはずが二尖であることも関わりがあるようです。手術をしないために娘の勧めで、東京女子医大東洋医学研究所で漢方薬をもらうようになりました。
・2017年5月 
現在73歳。弁置換の手術は75歳の時で良いでしょうと言っていた循環器内科の主治医から即手術を勧められました。
 夜寝ていても息苦しくなったので、リクライニングベッドを借りるために介護保険を申請。要介護1が認められました。
・2017年11月 
循環器内科の検査結果は、私の病状では10人中、8~9人は即手術だが、私はBMP(心不全になる可能性)の値が良くなっているので手術はまだしなくて良いと言われました。
私は、心臓が直接痛いと感じる胸痛よりは脇の下が痛い、みぞおちが痛い、下腹部が痛いという症状が多かったので、初めは心臓が悪いと気がつきませんでした。
主治医からは、息切れ胸部圧迫感(狭心症)、失神の順に症状が出ると言われていました。自分の体の中で何が起こっているのか理解できず、それがなんとも言えず不安でした。
中村節子指導員から息苦しい時は「中指の中魁を押しながら、ゆっくり深呼吸をしてみてください」と教えられた時はとても嬉しかったです。
また、初級教室に通うようになり、中村和子指導員から暑くて歩くのが大変な時は「混元霊通と言って歩きなさい」と言われ、その通り実行して大塚駅から息苦しい中、懸命に歩きました。今でも歩く時は息苦しいのですが、教え通り「大丈夫、大丈夫」と言って、プラス思考で何事も乗り切ろうと努めています。
11月から3ヵ月間、ひどい咳が治らなかった時は「自分から咳を止める意識を持ちなさい」と言われて、初めは、出るものは出るのにと思いましたが、意識を変えることによって咳が静まり厳冬を乗り切ることができました。
合同練功の時は、捧気貫頂法の腰を曲げる姿勢は息苦しくてできないと思っていたのに、気場が強かったせいか、できたのでびっくりしました。その後、初級教室でも息苦しくならずにできるようになり自分でも驚きました。
徐々に自分の体にも自信が持てるようになり、教室のたびに便秘や歯痛や頭痛の対処法も伺って、自分の体の声を聞き対話ができるようになった気がします。
今回、3日間の初級講習会は朝から夜までなので、私の体は持たないのではないかと思っていましたが、同世代の初級クラスからずっと一緒の方をお誘いしたので、何とか日程をこなすことができて感謝です。
顧先生直々に、動作の癖を直していただきました。休み時間に、方暁先生が時計を前に三心並站圧をされていたのを見て感激でした。先生方が如何に真摯に練功に日々励んでおられるかを知り、師を敬うと言う八句の言葉をますます実践できました。
講習会後、一週間ほど下痢が続きましたが、練功の反応で悪い物が出たのだと和子指導員から伺って納得いたしました。
顧先生から勧められた漢方の朝鮮人参はすでに私の煎じ薬の中に入っていました。また八味地黄丸は前に服用していたので、漢方の先生にまた処方していただきました。気功と漢方が中国発祥として共に係わり合いがあることも教えていただき感謝です。
捧気貫頂法は特に私には難しかったので、DVDを買って家で毎日のようにやると、気が体を貫く心地良さを味わうことができるようになりました。いつもDVDで見ている顧先生の号令を直に聞き、気をたくさんいただいて、3日間練功することができたのは有難く貴重な体験でした。