癌が完治するまで 田淵陽子

二〇〇六年九月、私は毎年のバリウム検査で胃にポリーブが見つかりました。近くの病院での検査では、ポリープは癌でリンパ節に触れているかもしれず、手術は無理のレベル4(四段階中一番進行している段階)と診断されました。国立ガンセンターでさらに詳しく調べるのに転院する間、母が十五年前から習っていた気功に賭けてみようと決心しました。早速、中村和子指導員に自宅に来て頂き、整体をしてもらい智能気功のお話を聞いた時「ああ、これで助かった」という確信が持て、安堵した事を覚えています。

その日から週に三日は大塚教室に通い、教室での練功と外気調整、母にも毎日一時間以上「気」を入れてもらい、自宅でも毎日時間さえあればビデオとCDを頼りに練功に励みました。検査の前にも「気」を入れてから臨むと、効き過ぎて内視鏡やレントゲンが壊れたり写らなかったりするハプニングもありましたが、三週間後の検査結果は手術が出来るレベル1、つまり初期癌レベルとの診断に変わりました。

手術当日も開閉し、中村指導員初め皆様に「気」を送って頂いたお蔭で出血も少なく短時間で済み、手術は成功。開腹手術にもかかわらず二週間もしないうちに退院。退院一週間後には世田谷の自宅から大塚教室に通う程、驚異的に回復しました。病片の検査結果も「レベル1でも最も軽く九九、九%再発はないでしょう」とのお墨付きまでもらいました。

中村指導員初め大塚教室で「気」を入れて下さった指導員の方々、教室の皆様、本当にありがとうございました。感謝の気持で一杯です。

余談ですが、同じ病室にいた三人の方も智能気功に興味を持ち、大塚教室で整体を受け徐々に良くなっています。息子が通う小学校PTA仲間五名も一月から初級コースに通い、四月からはさらに増える予定で、私の周りでは智能気功の輪が広がりつつあります。

智能気功を知ってもらう事で少しでも皆様のお役に立てたら、私の病気も無駄ではなく、何よりの恩返しだと思っています。