ほどよい加減に
補講クラスでは毎回、「気を見る」練習をしています。鏡の前に座って、自分の気を見るという練習です。
先日、練習を終えた時に一人の方がおっしゃたことが、とても印象に残っています。
「最初は見ようとして、見えなかった。次に、見ようという意識なく、ぼーっと目をむけていたらハッキリ見えた!見よう、見たいと思うと(緩んでいるつもりでも)無意識に力が入ってしまうことがわかった!」
頭では、緩めることや力抜くことが大事とわかっていても、無意識でも微妙に力が入ってしまい、得たい結果が得られない。他の練功にも同じことが言えます。「気を感じよう、感じたい!」と、ついつい余計な力がはいってしまうと、気の感じがわからない、ということもあります。
もちろん、練功の目的をはっきりとわかって意識することは必要ですが、うっかりと力が入ってしまわないよう、思いの強さに気をつけたいものです。
ほどよい加減に・・・いい加減に・・・いいかげんに(笑)